押さえておきたい!任意整理と住宅ローンのについて

押さえておきたい!任意整理と住宅ローンのについて

借金の返済が通できないくらい増えてしまったら、解決する方法として任意整理があります。

だ任意整理をして返済の負担が減るのは嬉しいですが、一方でブラックリストに登録されるデメリットもあります。ブラックリストに登録されると、住宅ローンへの影響を心配する人も多いかと思います。

そこで今回は任意整理が住宅ローンに及ぼす影響について説明していきます。

住宅ローンについて参考にしたサイト一覧

住宅ローンとは

住宅ローンの種類

住宅ローンとは住宅購入のために、金融機関から資金を借りる仕組みのことを言います。主に公的融資・民間融資・フラット35の3種類に分けることが出来ます。

公的融資とは公的機関が融資を行います。公的機関とは、地方自治体や住宅金融支援機構などを指します。地方自治体の場合、すべての自治体にあるわけではありません。

民間融資は銀行、信用金庫、生命保険会社などが融資を行います。年齢や勤続年数など返済能力の条件は厳しいですが、融資限度額が高めなのが特徴です。

フラット35は、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して融資を行います。固定金利ですのでライフプランを立てやすく、保証料や繰上げ返済手数料がかからないのが特徴です。

住宅ローンの審査ポイント

住宅ローンの審査を通るためには、いくつものチェック項目があります。年齢、職業、年収はもちろん、審査を受ける人のありとあらゆる情報が審査の対象となります。

気をつけておきたいポイントがカードローン等の債務状況、そして返済履歴です。

税金の滞納やクレジットカードの未納があると、個人の信用情報に問題があるとみなされる危険もありますので、心配な方は信用情報機関などを利用して事前に確認しておきましょう。

また、融資可能額が借り入れ希望額に満たないこともありますので注意が必要です。

融資先の物件に対する評価が低かったり、年収の関係でこの問題は起こります。この場合は頭金を増やす、もしくは融資先を変えるなどして対応することになります。

任意整理を行うと住宅ローンを組むことができなくなる?

任意整理をするとブラックリストに載ってしまう

任意整理を行うとブラックリストに登録されてしまいます。

よくブラックリストと言われますが、実際にブラックリストと呼ばれるリストがあるわけではありません。

借金の返済を延滞したり債務整理をしたりした際、個人信用情報機関が管理する個人信用情報に事故情報が記録されます。このマイナスの情報である事故情報が記録されることを、ブラックリストに載ると言っています。

ブラックリストに登録されている状態は返済能力ないことを意味します。そのためブラックリストに載っている間はクレジットカードの発行や借入ができなくなります。

個人信用情報機関とは

個人信用情報機関とは、加盟している貸金業者が互いに個人との取り引きを行なった情報を個人信用情報として管理している機関です。 個人信用情報機関には、CIC、JICC、KSCの3つの機関があります。

CICのみ貸金業法と割賦販売法により定められた指定信用情報機関に指定されています。CICは信販会社を中心として加盟しており、消費者金融の加盟が多いJICCとは多くの情報共有が行われています。

一方、銀行が加盟するKSCでは、CICやJICCとの情報共有は延滞や債務整理を行なった事実などのネガティブ情報に限定して行なっています。 ローンを組む際には、貸金業者が加盟している個人信用情報機関の種類が利用規約に明記されているので、事前に確認しておくと良いでしょう。

ブラックリスト載ってしまうと住宅ローンを組むことができない

任意整理を行った際に個人信用情報機関へ登録された事故情報は、最低5年間は任意整理を行なった事実が登録されます。

住宅ローン審査を行なう時にはどの個人信用情報機関へ加盟していても、ネガティブ情報が共有されているので、事故情報が消える5年間は住宅ローンを組めません。

住宅ローンを組む際には、個人信用情報機関に登録されている個人信用情報照会を行なって、金融事故情報が登録されないことを確認した上で審査に進みます。任意整理の事実が個人信用情報機関から削除されるまでの間は、本人名義で住宅ローンを組めないので、待つしかありません。

任意整理をしても家族には影響ない

任意整理を行なった事実は本人の信用情報としてブラックリスト登録されるので、家族には影響がありません。

任意整理を行った場合に、個人信用情報機関に事故情報が載るのは本人のみだからです。ただし、家族が連帯保証人になっている場合は事情が異なります。

任意整理をすると、連帯保証人に債務支払いの請求が行きます。もし家族が連帯保証人になっている場合は、家族に債務の請求が行くことになりますので、注意が必要です。

任意整理をしても現在返済中の住宅ローンへは影響はある?

任意整理のメリットは対象を選べること

任意整理を選ぶ人が多い理由は、債権対象を選べるというメリットがあるためです。

住宅ローンの除外や特定のクレジットカード会社を対象から外したいという人も多く、任意整理なら自分の今後の生活を考えながら手続きを進めることができます。

ただし、クレジットカード会社に関しては、任意整理の対象から外した後もしばらくはカードを使用することができますが、途上与信や更新する際に信用情報をもとに利用が止められてしてしまうことも考えられるため注意が必要です。

住宅ローンと同じ銀行のカードローンを任意整理しても大丈夫

住宅ローンとカードローンが同じ銀行である場合、住宅ローンを残してカードローンだけを任意整理できないものかと考える人も多く見られます。

同じ銀行であっても二つを切り離して考えることができるので、マイホームを手放すことを避けてカードローンのみを整理することができます。

ただし、住宅ローンを任意整理すると抵当権が実行される

基本的に返済中の住宅ローンを任意整理することはできません。返済を続けることが難しい場合は、カードローンやその他の債権を任意整理するか住宅を任意売却する必要があります。もし任意整理をするとなると、抵当権が実行されてしまいます。

任意売却をするためには、担保となっている不動産の抵当権を抹消しなければなりません。もし住宅ローンの支払いが難しい場合は、一度銀行に相談してみましょう。場合によっては、返済方法を変えることができますので試してみてください。

任意整理後に住宅ローンを組むことができる期間

任意整理から10年間は住宅ローンを組むことが出来ない

任意整理を行うとブラックリストに登録されてしまうので、5年間は住宅ローンを組むことが出来ません。

ブラックリストに登録されている状態というのは、返済能力がない人であることを示していることになります。そのため金融機関としてはお金を貸すわけにはいかなく、住宅ローンの審査が通りません。

またブラックリストに登録される5年間という期間はあくまでも目安で、個人信用情報機関によって期間は異なるので注意が必要です。

ブラックリストから情報が消えていれば住宅ローンを組むことができる

ブラックリストに登録されてしまうと、住宅ローンを含む様々なローンを組む事が出来ません。

しかし、ブラックリストに登録される期間には永遠ではありません。一定の期間が過ぎれば個人信用情報機関に登録された事故情報は削除されます。情報が削除されれば、住宅ローンを組むことが可能になります。

もし任意整理後で、借金返済の期間をさらに延ばした場合には遅延分の支払いが発生するほか、遅延状態が解消されてからさらに5年間程度ブラックリストに登録される期間が延びてしまう場合もあります。

ブラックリストから情報を早く削除したいならば、遅延をしないで返済することが大切です。

自分の個人信用情報を確認する

個人信用情報機関には本人開示制度があるので、自分の個人信用情報がどのようになっているかを知ることができます。

機関にもよりますが、インターネット開示もしくは郵送開示・窓口開示などを選んで開示請求の手続きを行います。この手続きは、本人以外にも代理人が行うことが可能ですが、情報を見ることが出来るのは債務者本人のみなので注意が必要です。

なお、信用情報機関の中でもCICはクレジットカード・消費者金融などの情報開示がインターネット上から請求でき、スピーディなのが特徴です。

任意整理後に住宅ローンを組むためのポイントとは

家族名義で住宅ローンを組む

任意整理後に住宅ローンを組む場合のポイントとして、家族名義で住宅ローンを組む方法があります。

住宅ローンの審査に関しては、配偶者や家族の個人信用情報は影響されません。そのため、仮に任意整理をしたとしても、家族の中に正社員として安定収入がある方がいれば、その家族の誰かの名義で住宅ローンを組むことができます。

ただし、気をつけるべきポイントとして、夫の住宅ローンの保証人に妻がなっているような場合には審査に悪影響が出ることもあるということです。

保証人になっている場合は、その保証人の個人信用情報も調べることがありますので、この時に事故情報があると任意整理をしたことがバレてしまいます。任意整理していることがわかると、やはり審査には通らなくなるので注意が必要です。

利息が高い住宅ローンに申し込む

住宅ローンの利息が高いところは、審査基準が緩いところが多いです。パートやアルバイトのように正社員ではなくても、継続した収入があると判断されれば審査が通ることもあるなど、一般的に審査が比較的緩いと言われている金融機関もあります。

そのようなところの住宅ローンであれば、任意整理をした後であっても継続的な収入が見込まれるなどの条件が整っていれば審査に通過する可能性が高いです。

一方、利息が低く審査に厳しい金融機関の住宅ローンの場合には、任意整理から5年から7年が経過した後でも審査に通過することができないということもあります。ですから、任意整理をする際には利息が高い住宅ローンに申し込むことが有効になります。

任意整理していない金融機関の住宅ローンに申し込む

任意整理をしたことによってブラックリストに登録されている情報は、5年から10年ほどで削除されます。

ブラックリストに載っていない状態であれば、任意整理をしたことがわからなくなるので住宅ローン審査に通る可能性が出てきます。 しかし、任意整理を行った対象の金融機関に住宅ローンを申し込んでも審査は通りません。

ブラックリストに登録されていなくても、任意整理の対象になって金融機関は社内ブラックと呼ばれる独自のリストを持っており、そこに任意整理をした人を記録しています。

しかも、社内ブラックは半永久的に記録され続けます。そのため一定期間が過ぎてブラックリストから削除されても、住宅ローンの審査が通らないのです。

個人信用情報には住宅ローンの審査が落ちたことも記録され共有されるので、落ちてしまうと他の金融機関は審査する際に悪影響になります。ですから、審査を通りやすくするためにも任意整理していない金融機関に申し込むことが大切になります。

収入合算やペアローンに申し込む

収入合算とは、申込者本人の収入とそれ以外の配偶者や親などの収入を合算することです。

ペアローンとは、夫婦や親子が互いに連帯保証人となることでそれぞれに住宅ローンを申請する方法です。

任意整理をすると最低5年間は連帯保証人になることはできませんが、5年を過ぎた後に住宅ローンに申し込む場合には、収入合算やペアローンを利用した方が審査に通りやすくなるケースがあります。

ただしこの場合も、任意整理をした相手の金融機関とは別の金融機関で住宅ローンを申し込んだ方がよいです。

また金融機関によっては任意整理から5年から7年を経過しても審査に通らないケースもありますので、自分の個人信用情報がどのような状態か確認して対策をすることが重要になります。

まとめ

任意整理を行うと、返済完了から5年間は住宅ローンを組むことはできません。ただし現在返済中の住宅ローンはそのまま継続されますし、任意整理の対象としない限り家を手放す必要もありません。

これから新規に住宅を購入するのであれば、ます任意整理を行なった銀行などからの借り入れは5年間が経過しても難しいので注意が必要です。

どうしても住宅ローンを組んで家を購入したいというのであれば、家族名義で申し込むことを検討しましょう。もし住宅ローンに対して任意整理を行えば、抵当権を行使して家を処分されるので注意か必要です。

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